2021.02.16 徒然日記9 20年前に
2001年2月10日、ハワイ州オアフ島沖で愛媛県の水産高校の練習船えひめ丸が、民間人を搭乗させ、緊急浮上して来たアメリカ海軍の潜水艦に衝突され
5分程度で沈没し、えひめ丸の35名の乗務員の内、教員5名、生徒4名の計9名が命を失った。当時の首相が先日、五輪組織委員会会長を辞任したM氏。
M氏は、事故の報告をゴルフ場で受けたが、そのままゴルフ場に留まった。のち総理辞任。
アメリカ海軍潜水艦の艦長氏は、この20年、「事故の原因は自分が艦長としての義務を怠ったこと」として世界中の人々の前で話し、謝罪の気持ちを持ち続けている。
そして、M氏。総理辞任後もラグビー等のスポーツ全般の重要ポストにつき、様々な尽力をされてはいるのでしょう。国、国民、世界の役に立つ、と云う強い思いを持ち
頑張って来られたのでしょう。但し、その思いが、いつの間にか独り善がりになり、人々の気持ち、立場、生活に広く目を配り、思いやる事を忘れていませんか?
毎日を人向き合い、社会と向き合い、様々なトラブルとむきあい、人の優しさを感じ、感謝し、大切なものを思い出す。
さて、また明日からどうやって生きてゆこうか? 明日と云う日が来るのならば、また皆んなと共に、楽しみ、苦しみ、信じた道を行こう。