2020.06.23 徒然日記3

岩原です。

前回は、中古車業界で改善すべき(と我々が考える)問題点が存在すると書きました。

今回は、その具体的な例(あくまで私信ですが)をお知らせします。

仕入段階での、お客様には決して理解されない問題点。

AA(オートオークション)仕入、前回お知らせしたようにAAにはいくつかの運営母体の異なるAAがあり、多数のあらゆる種類の中古自動車が出品されています。

その出品車には一部のコーナーを除き、一台ごとにAA会場の検査員によって、内外装、機関、装備、走行距離 など検査が実施され評価点がつけられます。

その評価点、出品車両写真を吟味し、我々はAAのセリに参加します。そしてAAに参加する為には条件(古物商許可証の所持など)を満たす必要があります。

ここに一つ、お客様には決して理解されない問題点があります。検査基準、評価点のつけかた、がAAによって違うことがあるのです。

実際に当社の出品車両(新車1年以内6千キロ1オナ)でAA1では6AA(総合、外装、内装)点、AA2では5A点、AA3では3.5DB点等という信じ難い事実が過去にありました。

3.5DB点の検査員に問いかけても、業界歴40年の私にも理解出来ない回答しかされません、ましてやお客様にご理解されるのは不可能です。

もう1例、AA1で4BB,AA2で4B、AA3ではR(リペア)C点、R点とは修復歴ありという事です(お客様の理解ですと事故車という事になるでしょう)。

勿論、AAごとの参加規約をそれぞれに作成されている事はAAを運営する上で必要な事は、当然のこととして理解はしてますし、

参加規約を順守する前提で参加もさせて頂いております。

が、しかし一般のお客様にご理解頂けない車両検査基準、評価点をいつまでも、各AA会員、販売店、に押し付けるのは如何なものか?

その疑問に直面した時、AAの評価担当者の方と一般社会、お客様にご理解頂き、また業界の信用を上げる為にも改善の必要があるのでは、と

いつも意見交換をさせて頂いてますが、15年以上に亘り何も変りません。各AAの担当さんはご努力頂いてると信じますが。

色んな人の協力、色んな立場からの協力、が必要です。

我々、中古車業界だけの事ではなく、お客様も生活している場所で様々な問題、矛盾,と戦い、愛し、護り、苦しみ、笑い、時には妥協し、

挫折し、また立ち上がり、そんな事を繰り返しより良い明日の為に、頑張っていらっしゃると存じます。

それぞれの場所にある理不尽、不可解、その他に屈する事なく強い志を持って、互いに助け合い、感謝し、尊敬しそれぞれのより良い未来を創りましょう。

ではまた。

 

#AZ auto

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